サイト内検索を最適化!重視すべき機能3選
サイト内・アプリ内の検索機能は、ユーザーが求める商品を探すうえで必要不可欠です。
しかし、検索機能のユーザビリティの低さゆえにサイト・アプリから離脱されてしまい、隠れ損失が発生するケースが多くあります。
そこで本記事では、検索機能のユーザビリティが低くなる要因や、ユーザビリティ向上のために必要な機能をご紹介します。

サイト内・アプリ内検索におけるユーザビリティの実情
多くのサイトやアプリにはデフォルトとして検索機能が搭載されています。
この検索機能のユーザビリティ(使いやすさ)はサイト・アプリの利用率や成果に大きく影響します。
そこで以下では、ECを例としたサイト内・アプリ内検索のユーザビリティの実情についてご紹介します。
ユーザーの欲しい結果が得られず、隠れ損失が起きている
多くのECサイト・アプリには商品検索機能が導入されており、ユーザーは目当ての商品を探すため、その検索機能を利用します。実際に、キーワード検索を経由して探している商品を見つけたユーザーは、他の流入経路に比べて購買率が非常に高いことが分かっています。
一方で多くのECサイト・アプリは、基本的な検索機能を導入した状態で完結しており、検索機能によって満足のいく商品を見つけられるユーザーが少ないのが実態です。求める商品を見つけられなかったユーザーは、ECサイト・アプリから離脱してしまうため、隠れ損失が発生します。
欲しい結果が得られない原因
ECサイト内・アプリ内における検索でユーザーの求める商品が得られない理由として、検索機能のユーザビリティの低さがあります。特に代表的な原因は、以下4点です。
- ● 入力されたクエリ・検索ワードの表記揺れや誤字により、検索結果が0になる
- ● 複数のキーワードを入れるとエラーになる、一方のキーワードしか検索されない
- ● 検索結果が出ているものの、ニーズに合った情報が後方にありユーザーが気づかない
- ● 検索しても特定のキーワードに反応するだけで、ユーザーが本当に求める結果が表示されない
以上のようなユーザビリティの低いサイト内・アプリ内検索には、次章でご紹介するような機能を搭載し、改善する必要があります。
ユーザビリティの高いサイト内・アプリ内検索を実現するために必要な3つの機能
1:検索範囲が広くニーズに合わせて柔軟に対応できる機能
1つ目は検索範囲の広さと柔軟な検索機能です。
ユーザビリティの低い検索エンジンはページタイトルでしか検索できず、検索範囲が狭いです。一方、ページ内のテキストを隅々まで検索対象とする全文検索であれば、膨大な情報から漏れなく欲しい情報を探すことができ、思わぬ情報の発見にもつながります。
また、単一キーワードでの検索ではなく、複数のキーワードによる検索や、位置情報や画像、カテゴリによる検索などユーザーのニーズに合わせて柔軟に掛け合わせて検索できることも重要です。
2:表記揺れや類義語が検索結果・サジェストに表示される機能
2つ目は、検索時の表記揺れや類義語をカバーした検索結果であることです。
ユーザーが入力する検索クエリには、ひらがなとカタカナ、大文字と小文字といった表記揺れや、打ち間違い、商品の呼び方の違いなどがあります。また、「コップ」と検索したが、「スコップ」に反応されてしまい、「コップ」とは無関係な結果が表示されることもあります。
ユーザビリティを上げるには、こういった表記揺れや類義語を検索エンジンが吸収し、検索結果に反映させる機能や、適したキーワードを予測して提示するサジェスト機能を導入することが重要です。
3:ユーザーに合わせた検索結果のカスタマイズが行える機能
3つ目が、ユーザーそれぞれに合わせた検索表示であることです。
検索した際に上位に表示される結果が、ユーザーの求めている情報とは限りません。あるユーザーにとっては最適な検索結果でも、別のユーザーにとっては適していないこともあります。
そのため、ユーザーの属性や閲覧履歴などに合わせて検索結果をカスタマイズでき、機械学習によりユーザーのニーズに合わせた検索結果が表示されるよう調整することが求められます。
このような要素を実現できる検索エンジンを搭載するために、サイト・アプリ運用に関与される方がチェックすべきポイントについて以下でご紹介しています。ぜひご覧ください。
ここまで、検索エンジンにおけるユーザー視点で使いやすい要素について解説しました。以下ではこれらの要素を加味し、高い検索機能を搭載したソリューションをご紹介します。
高い検索機能を搭載したサイト内・アプリ内検索ならElasticsearch
Elasticsearchは、膨⼤なデータから関連性の高い結果をすばやく提供する、オープンソースの検索ソリューションです。
統合検索ソリューションである「Elastic エンタープライズサーチ」にて、企業のWebサイトやeコマースサイト、アプリに速くて充実した検索機能を導入できる「Site Search」および「App Search」を提供しており、ユーザビリティが高い検索機能を実装できます。
また、柔軟なAPIと事前設定済みの関連性モデルを活用するため、導入後すぐに利用可能です。言語に最適な各種エンジンや内蔵の分析機能、直感的な調整インターフェースも搭載しています。
さらにElasticsearchの導入にかかる費用は無料で、基盤となるサーバーリソースの使用量で費用が決まるリソースベースの料金体系を採用しています。そのため、小規模ビジネスから大規模な多国籍企業まで、あらゆる組織で導入しやすく、コストの最適化が可能です。
本記事ではECサイト・アプリを例に挙げましたが、社内データベースの検索エンジンをより高速かつ快適に使いたい方は以下記事もご覧ください。
【社内インフラをアップデート】企業内検索エンジンは外部ソリューションの活用を!
下記の資料では、ユーザビリティといった顧客満足度を高めるサイト・アプリ内検索機能や社内情報検索機能について解説しています。ご関心のある方はぜひご覧ください。
